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【2026年度】

 

 第22回七夕トーク
 いまさら聞けない「税務・会計・財務」

 
 ふくおか女性歯科医師の会は、7月12日に福岡市で、第22回七夕トークを開催した。参加者は34名。講師は加藤太一先生(税理士・公認会計士、加藤太一公認会計士事務所代表)。テーマは「いまさら聞けない『経営者のための税務・会計・財務セミナー』」。経営計画の立て方、損益計算書の見方、人材育成の重要性が3本柱であった。
 まず、損益計算書(PL)を図示して理解する方法を学んだ。売り上げを、変動費、粗利益、固定費、営業利益に分けて考えることで、利益を増やすのは売り上げを伸ばすだけでなく、粗利益率の向上と固定費の適切な管理にあると理解した。演習問題を通じてより理解できた。
 経営計画MAPでは、経営を使命感、理念、戦略、戦術、希望、数字の6要素で整理する考え方を学んだ。これを長期、中期、短期の3つの時間軸で考えることの重要性が示された。「社長の戦略ミスは社員の戦術ではカバーできない」という言葉が印象的だったが、歯科保険診療の場合、戦略(具体的には保険点数)は国によって決められており、准公務員?である我々保険医は戦術の部分で努力しなければならない。
 では具体的にどうすれば良いのか?腕を磨くのか?新設備投資か?いや、そんな特別な事ではなく、みんなができる事。人材育成である。技術教育だけでなく、人間教育がこれからの時代は重要になるのではないか。AIの発達により知識や情報は容易に得られる一方、人柄や姿勢といった人間性が選ばれる時代になるという考え方には共感した。思えば私も、行きたい店は店員やオーナーの接客態度で選んでいることが多い。いつも行く飲食店も味だけで選んではいない。
 まず院長である私の人間力を高めないといけない。ひとつの方法も教えてもらった。『致知』という本(人間学についての月刊誌)の読書会を医院で開く。これなら私にもできそうだ。まとめは「その本(人間学)乱れて末(時務学)治まるものはあらず」の言葉。はぁ~なるほど、雰囲気の悪い院長がいくら技術で頑張っていても患者は逃げるという事か。耳が痛い。
 最後に顧問税理士の選び方だが、税理士にも得意・不得意の分野があり、税理士の口ぐせの種類で5段階に分かれるそうだ。院長自身が、税理士に何を相談すればよいのかを知っておくことで税理士選びが決まる。目的は、節税推進か、財務強化か、事業成長か、など。マル秘?の情報として、事業には創業期、成長期、成熟期、衰退期があり、成熟期にさらに成長させてくれる事業成長型税理士の口ぐせは「今がチャンス」とのことである。

(森田美弥子・記)
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