オン資実施件数を監視?
 
 ふくおか女性歯科医師の会世話人会が1 月31 日に開催されました。今回は協会に5 名、オンラインで5名の先生方が出席されました。 
 昨年に引き続き、オンライン資格確認(以下、オン資)原則義務化、保険証の廃止についての議題が上がりました。資格の得喪がわかりやすいものの、実際に医院で使用している先生からの意見として、実施にあたっての認証作業が受付作業を圧迫していることや、パソコン3 台の設置スペースが場所を圧迫するといった意見が出ました。また、このオン資の業務への影響は医院ごとに異なるようで、スタッフの数、人員配置の差、レセコンとオン資サイトの連携の程度の差などにより、受付業務だけでなく診療業務まで圧迫する例もあるようです。 
 オン資サイトから「実施件数が少ない」といったメールが数度届いたことで、監視されているようで怖いといった意見も出ました。1 月29日の保団連代議員会でも、全国的にオン資義務化について不満が噴出している様子だったと大崎会長が報告されました。
 今夏七夕トーク再開!沖本公繪先生をお招きします 
 コロナ禍で3 年間行えなかった七夕トークについては、2020 年にご講演依頼をしたものの実現できなかった沖本公繪(おきもときみえ)先生に再度ご依頼し、今年の夏頃に開催することを決定しました。日程は検討中で未定ですが、会員の先生方はもちろん、学生さんへの参加を呼びかけるなどして、少しずつ活動の範囲をコロナ禍以前まで広げていければと思います。
 

大石めぐみ・記(NO154.2023.3)

近況から求人まで―役立つ世話人会 
 
 女性歯科医師の会が行われた11月30 日は雨。ウェブでの出席を含めて参加者は9 人の世話人と事務局3 人でした。 
 事務局からの報告では、2023 年には支援物資として全ての会員の先生方に災害備蓄・衛生セットが送付されるとのこと。その中には女性用衛生セットもあり、女性の歯科医師やスタッフへの気遣いが感じられて嬉しいですね。 
 11 月1 日から受付が開始されました福岡県医療機関等物価高騰対策支援金(10 万円)については、協会から会員の先生方に申請方法等をご案内しています。簡単に申請できますので、お済みでない先生方は早めに申請されてください。 
 その他、60 歳以上の先生が日本歯科医師会の会員の半数を占め、高齢化が進んでいる問題があります。歯科医師過剰論が言われ始めて久しいですが、70 歳以上の学校歯科医(校医)が多い地域もあります。若手の歯科医師が少なくなっていますので、近い将来、歯科医師の確保が難しくなることが予想されます。私たち現役の歯科医師が、若者たちに歯科の魅力を伝えていきたいですね。 
 来年の企画では、保険請求、ローフード、護身術、ヨガ、料理教室、メイク教室、温泉旅行など、様々なアイディアが挙がっています。七夕トークも、もう3 年も中止になっていますので、ぜひ開催したいです。 
 お悩み相談では、産休・育休で歯科医師や歯科衛生士が不足して困っている先生に、ある先生が「訪問診療に取り組みたいと話している求職中の歯科衛生士がいます」と紹介していただきました。働きやすい環境を整えてはいるものの、産休・育休後、戻ってくる予定の歯科衛生士が退職してしまったと話す相談者の先生。本当に人事は難しいですが、ここでおしゃべりをしていたら、たまにスタッフを紹介していただけることもありますよ。 
 その他、オンライン資格確認(オン資)の実施病院はまだ30%弱だと聞きました。私も重い腰を上げてカードリーダーを申し込みましたが、光回線でないといけないとかで余分なコストがかかってしまい、その分を回収はできないだろうと予想されます。しかしながら、訪問を中心にされているH 先生は「資格の得喪がわかるオン資は便利だ」とおっしゃっていました。そのうち外来でも見合ったコスパになることを願います。 
 本当に役に立つ女性歯科医師の会です。参加してみませんか。
 

吉村富美・記(NO153.2023.01)

企画再開に向けて 
 
 ふくおか女性歯科医師の会世話人会は10月25日に開催され、今回は8名の先生方が出席されました。また、協会事務局に入職された縄手さんも今月から参加され、事務局3人体制で今後サポートいただけることになりました。 
 先月に続き、オンライン資格確認原則義務化・保険証の廃止についての議題が上がり、普及していない現状がある反面、政府や接続事業者からの圧力もあり、まだまだ不透明であることが多いと感じられます。「除外・経過措置」など未定の部分については12月に国で議論されることになっており、保団連が特設サイトを設けていることが紹介されました。 
 10月1日の保団連女性部会、10月2日保団連女性医師・歯科医師学習交流会に両日参加された宮﨑玲子先生より、武蔵野美術大学造形学部教授の志田陽子先生による「福祉・医療から考える女性と憲法」というテーマで講演があり、ジェンダー等の考え方や、志田先生ご自身の壮絶なご体験をもとに医療と人権についてお話しいただいたことが報告されました。岐阜協会に女性部会が新設されたという報告もあり、女性部会の今後の活動の励みとなりました。また、当会独自の取り組みとして全会員への「災害対策セット」の配布を行うことが来年初頭に予定されていることを紹介したところ、それに対して他県の多くの先生方より興味を示され、「この災害対策セットがぜひ欲しいので、福岡歯科協会に注文していいですか?」「福岡歯科協会は、この災害対策セットを会員の先生方に販売するんですか?」というお問い合わせがあったとのこと。「個人の先生でもメーカーへ直接ご注文いただけます」「この度の全会員への配布については無料です」と書き添えておきます。 
 コロナ禍でしばらく行えなかったイベントや七夕トークなどもそろそろ再開できればという思いで、その企画についても多岐にわたる意見が出されました。女性歯科医師の会の取り組みを今後も活発に行っていくべく、世話人の先生のみならず、多くの声を寄せていただき、ますます意義のある活動に繋げていけたらと思います。 
 

桃嵜加奈子・記(NO152.2022.12)

コロナは落ち着いても…
 
 台風が過ぎ、朝夕がすっかり涼しくなった福岡です。 
 今月の世話人会も協会とWeb のハイブリッド開催でした。ムードメーカーのK 石先生がお休みで、いつもの半分の時間で会議が終了してしまい、協会で参加した世話人数名は、物足りなさを感じ、そのまま協会に残り世間話を続けました( 笑) 
 9 月27 日に開催された『現場から学ぶ入職対応と環境整備』の講演会の中であった、実際のトラブル事例や、職場不安が起きやすい事業所の特徴などのおさらいをしました。スタッフにとって院長が( 都合の)良い人にならないというのが印象的で、スタッフを不機嫌にさせたくない、やめられたら困ると、心の中でモヤっとしながらも許容範囲を大きくしてしまっている私には自分に反省しておりました。院内で法律に沿ったルールを作成し、スタッフに周知し、お互いが気持ちよく働ける職場を目指したいものです。 
 そして10 月スタートの75 歳以上の後期高齢者の窓口負担が2 割になることも話題に上がりました。開始前から配慮措置が複雑すぎると言われており、協会スタッフの方が説明してくださいましたが、電子カルテを導入されてないクリニックは窓口での計算が大変そうです。また、オンライン資格確認も原則義務化が発表され、機械の設置が間に合わなかったり、ネット環境の整備をしないといけないクリニックもあるようです。日々の診療プラス保険改定や、算定要件の変更などの把握、事務手続きや事務作業に追われてる院長も多いのではないでしょうか? 
 今年も残りあと2か月です。コロナ感染症もだいぶ落ち着き、旅行や忘年会も堂々とできそうですが、コロナ感染には十分気を付けて頑張りましょう!   
 

花水麻美・記(NO151.2022.11)

「明日への活力」女子トーク
 
 ふくおか女性歯科医師の会、8月の世話人会は、新型コロナウイルス第7波の真っただ中ということで、最初からこの話題で持ちきりでした。 
 まずは実際コロナに罹患した先生の体験談。療養中の容態の変化や、感染経路について、はたまた医院を10 日間閉めたので、その際のスタッフへの給与の支払いについてなど、誰の身にも起こりうることですので、かなり身につまされ、参考になりました。私のクリニックも、誰かが休むと他のスタッフがその分忙しくなり、皆で助け合って何とか乗り切ったものの、今年の夏の記録的な暑さもあって、お盆前は皆かなり疲弊しておりました。この秋以降も、コロナがどうなっていくのか予想もできず、今後の展望が全く見通せない状況です。日々の診療をきちんとこなしていくしかないと思って、ただ頑張るのみです。 
 また、オンライン資格確認の原則義務化についても話題となりました。2023 年3月末までと期限が切られていますが、現在の状況では実現には無理があるとのことで、期限が延びるだろうとの見通し。全国的に機材の注文が殺到し、混乱も予想されます。患者さん個人に一番プラスとなる制度であるよう、まだまだ検討の必要がありそうです。 
 新規個別指導を受けた先生方の報告もありました。1号用紙の転帰の記入や、ブリッジ作製にあたっての補診の要件、また義歯の設計に関する記入事項など、改めて聞くことで自分自身の振り返りにもなり、まさに身の引き締まる瞬間でした。 
 求人についてのお悩み相談もありました。私自身のやり方をお話ししたり、ほかの先生方の方法を伺ったりと、生の声、本音の意見が聞けるという他にない機会は、本当に貴重なものです。 
 世話人会は幅広い年齢層ですが、女性同士、話に花が咲いて、終わる頃にはなんだかすっきりしています。女子トークって、明日への活力なのだと改めて認識しました。
 

原朋子・記(NO150.2022.10)

新規指導体験記
 
 コロナ禍の中、開業から2年4か月後に新規指導を迎えた。選ばれた10名の患者は、社保4名、国保5名、後期1名の割合だった。 
 初診日はR3年7月からR4年1月の間のカルテがほとんどで、新規指導の1年から半年前に初診来院された患者が対象と思われる。 
 まず最初に、小児のフッ素塗布の実施有無、金属床義歯の保険算定の有無、スタッフの診療の有無などの確認があった。 
 10枚のカルテの大まかな診療内容は以下の通りである。
1、P 重防で管理中。下顎智歯ぺリコ精査のため、CT 撮影を行ったが、下顎管と歯根の近接が認められ、リスク等を説明したところ、患者は大学病院での抜歯を希望されたので、大学病院へ紹介した。
2、根充まで保険で行い、自費へ移行。
3、他院治療中断の歯の根管治療を行うのち、予後不良と診断し、EXT へ。PD で補綴を行った。他部位のP の進行が重度のため、F-op を行った。
4、下顎の臼歯Br が脱離後、歯軸方向が傾斜しているため、新たにBrを新製せず、支台歯だった歯に単冠で補綴し、欠損部をPD で治療した。同欠損部位に今後Ip などの自費治療の予定がないかと確認された。自費診療前の保険義歯は認められないと指導された。
5、小臼歯のCAD/CAM 冠と大臼歯のチタン冠で補綴した。
6、全顎治療のため、HR、金パラBr、チタン冠、PD など多様な方法で補綴を行った。
7、かなりP が進行されている患者さんで、即時義歯をセット後、一旦保存を試みた鉤歯を抜歯し、増歯を行ったケース。
8、義歯制作一年後、破損したので、同部位のPD を再製した。SPT 管理中。
9、1歯欠損をBr ではなく、義歯で補綴した。上記4番目のケースと同様な確認がされた。
10、初診時P 部位に誤りがあり、SRP時気づいたので、P 部位を訂正した。上顎小臼歯の難抜歯加算をしたケース。 
 補綴物の技工指示書、納品書のチェックが入念にされていた印象を受ける。技工指示書の記入項目を指導された。以上、新規指導を受けた感想と自分なりに思った選ばれた理由を述べました。保険医協会の会員の先生の参考になれれば幸いと思います。 
 協会の先生方の事前のアドバイスをうけて、一号用紙の書き方やP部位の分類、ナイトガードの技工指示書の書き方を特に気を付けていました。当日録音のお願いもできました。新規指導後の結果通知がまだ届かず、ドキドキしていますが、協会の先生方、事務局の皆さんにはとても感謝しています。今後ともよろしくお願いいたします。

 
福山紫・記(NO149.2022.9)

歯科の人材確保育成
 
 近年、歯科医院の人手不足を聞きます。 
 歯科業界の競争激化に伴い、診療時間の延長や土日診療、また熟練を求める仕事内容のため敬遠される傾向にあります。 
 歯科衛生士はもちろん、歯科助手、受付、歯科医師とすべての職種で採用を強化しなければなりません。 
 一定期間無料で求人広告を出しませんかと医院に直接アプローチしてくる人材紹介業者があり、きちんとした説明もなく、1カ月過ぎたころいきなり高額の広告費請求を行うとのこと。このようなトラブルも歯科医院での人手不足を知った上でのことです。 
 歯科衛生士は転職経験率も70%と高く、メリットやより働きやすい環境を求めて退職する割合が高い一方、離職している人口が15万人もいると言われており復職の可能性もあります。 
 歯科助手は、患者さんへのカウンセリングサービス強化、不足している衛生士のカバーを目的に質の高い人材を求めるのに対し、その仕事の質量に給与や待遇が見合わないという声も多いです。 
 さらに、歯科技工士は卒後5年以内の離職率が約80%と高く、現役の方は40~50才代と高齢化が進んでいます。 
 歯科医師は人手不足どころか過剰とも言われていますが、最近では新規歯科医師登録者数が頭打ちとなっており、今後高齢歯科医師がリタイアするに伴い、減少に転じると思われます。 
 人手不足は事業存続させるためには非常に深刻な問題です。 
 長期的なトレンドを考慮しながら人材確保育成を検討する必要があります。 
 働きやすい労働環境、福利厚生、チームプレイのための職場の人間関係を作る給与、待遇面、生産性向上のためのITツール、予約管理、クリーンスタッフの採用等。 
 歯科医院は世間的に好印象で、異業種からの転職も見込めます。 歯科業界全体で優秀な人材確保育成を目的に求人活動を行っていく必要があると思います。

 
荒木房枝・記(NO148.2022.8)

全国初の産休支援金制度
 
 5月27日、女性歯科医師の会が8人の参加で開かれました(協会会議室で4人、ウェブで4人)。私は実に半年ぶりくらいに協会で参加をいたしました。移動時間がいらず、隙間時間で参加可能なZoom会議の良さもありますが、実際に顔を合わせた話の貴重さはコロナ禍を経たからこそ実感できるものですね。 
 まず、5月8日にウェブ参加をしました保団連女性部会の報告をさせていただきました。女性部会では福岡県歯科保険医協会で創設しました、産休支援金が大きな話題となりました。産休支援金は、入会1年以上の女性会員が産休のため休業したとき、10,000円を産休支援金としておくる(妊娠につき1回)という制度で、各協会で初の事例だそうです。 
 制度の新設には、組織部員としてもご活躍の女性歯科医師の会の世話人の先生の尽力もあったと聞いています。金銭的な支援としても有難いですが、それ以上におめでたいことでありながら周りに申し訳なさを感じてしまいがちな女性歯科医師の妊娠・出産のための休業を、協会として応援してくださる姿勢が非常に嬉しく感じられます。2022年1月27日以降の産休から対象となります。対象となる先生は是非申請されてください。 
 また先月に引き続き、マイナンバーカードの話題も。最近、経済財政運営の指針「骨太の方針」に健康保険証の原則廃止を目指すと明記する方向という報道がありました。 
 先の4月、5月のレセプトのオンライン請求でも、繋がらなかったり長時間の待機が必要だったりして請求ができず、原因も分からず大変だったということがあったそうですが、オンラインにはこのようなトラブルが必ず起こり得ます。 
 繋がらなくても保険証があればいいですが、ない場合は?またマイナンバーカードに全ての身分証明を集約した場合、紛失時のリスクは膨大です。実際として健康保険証の廃止など実現可能とは思えませんが、さてどうなるでしょうか。 
 嬉しい話題もあります。当会から出版された『知ってトクする!歯の豆知識』の冊子が非常に好評だそうです。イラストも豊富で分かりやすく、年齢問わず皆さんに読んでいただきたい1冊です。チェアごとに置きたいと複数冊購入された方も。皆様の診療所でも是非ご活用ください。
 

宮﨑玲子・記(NO147.2022.7)

オンライン資格確認で負担増…
 
 4月23日に行われた女性歯科医師の会の参加者はウェブを含め9人。私も久しぶりに協会で参加することができました。いまだにウェブに慣れない私は、協会で会うことができる先生方とお話しするのが、何よりの癒しとなっています。 
 この記事を書いている現在、岸田総理から「コロナ水際対策をさらに緩和し他のG7諸国並みにする」との発言がありましたが、2年間の中止が続いている七夕トークは、今年も開催は難しいとの話になりました。本当に残念です。 
 「オンライン資格確認」を導入された先生はどれくらいいるのでしょうか?私は「助成金が出る期間のうちに」とあまり熟考せずに導入したのですが、思いのほか、費用がかかっています。 
 あくまでも私個人の話ですが、某大手のレセコンを導入しておりまして、今までのコストはリース料を除いて、毎月の保守費用が1,000円(税込)でした。しかし、オンライン資格確認を導入しましたら、接続サービス利用料として毎月2,750円(税込)、末端ハード保守料として毎月2,420円(税込)がかかり、年間にすると62,040円の負担増ということになりました。
 レセコンの会社によって金額は違うと思いますし、確かに事前に説明もきちんとありました。O先生から「新患100人、再診300人が来院しないとコスト回収できないらしいよ」とのお話もあり、うちの医院では回収は無理だナ、と早々に諦めました。 
 そもそも、導入後にマイナンバーカードを使用した患者さんはわずか2人で、電子的保健医療情報活用加算なるものができるよりも前です。マイナンバーカードを保険証代わりに使用すると患者さんの負担金が増える、といったマスコミの記事が出ましたし、こちらもあえて提示を求めることはありません。個人的にはお薬手帳を持参されていない患者さんの薬の情報がわかるのはメリットかな?とは思っていましたが、ほとんどの方はお薬手帳をきちんと持参されています。 
 導入はやはり時期尚早だったのでしょうか??

 
小石裕子・記(NO146.2022.6)

協会の“産休支援金”スタート
 
 冬真っ只中の2月9日、オミクロンが猛威を奮っている現状を鑑みて、今回は短時間オンライン中心。受験シーズンなこともあり、コンパクトに5人の参加で開催です。 
 まずは丁度その日に出たばかりの診療報酬改定の答申の内容から。量も膨大なため、日常使いそうな部分をさらっとピックアップして頂いただけですが、初再診や根治などの点数が少しずつ上がっている一方、SPTの変更やP基処・メタルコア加算の削除など、日常よく使う項目の大きな変更や削除なども目につきました。また医療連携について充実させていきたいという意図や、金属代高騰からの脱メタルの狙いも感じます。 
 2月現在、また金パラ価格の上昇が続いています。金属価格については、随時改定に変動幅の制限がなくなったので、今までよりは実際の価格に近い点数になっていくことを期待したいですね。 
 そして1月末より当会の産休支援金制度が開始されました!女性歯科医師の会の要望をきっかけに組織部で何度も検討を重ね、実現にこぎつけた支援金です。妊娠保険でも正常分娩では保障がないくらいなので、なかなか共済などでは対応が難しい中、協会の皆様のご協力で実現しました。分娩方法、出産・死産に関わらず申請できます。現在妊娠中の方、これから妊娠を希望されている方、ぜひご活用ください。 
 今年は診療報酬改定の年です。2年前に引き続き、コロナで各所説明会の中止が決まる中、当会では内容の周知と理解のために、感染拡大防止対策を十分に講じた上で、筑後、北九州、福岡地区の3か所で新点数検討会を開催、4月以降も当会は診療報酬改定についての会員の先生方のご質問に対応いたします。ご不明な点がございましたら、事務局までお問い合わせください。

野田恵美・記(NO145.2022.4)