第18回七夕トーク(2019)

食べたいモノを食べよう
 ふくおか女性歯科医師の会が7月28日に開催した第18回七夕トークでは、テレビや雑誌などで活躍されているダイエットカウンセラーの伊達友美先生を講師にお招きしました。タイトルは「食べて若返る 美肌アンチエイジング食」。参加者は、男性3名含め計43名。
 先生の講演には、目から鱗のお話が満載。美肌のための食には、あの三大栄養素がとても重要。第1の栄養素は炭水化物。美肌やダイエットには炭水化物はダメだと思っている方も多いのではないでしょうか。これが大間違い。良質な炭水化物、それはやはり日本人ならお米。しかし、ほぼ100%の日本人が、お米を食べる量が不足しているとのことです。
 お米をほとんど食べない人に、昼と夜にそれぞれ230gずつ(大人のお茶碗いっぱいの量)のお米を食べてもらい、良質なタンパク質と油、果物を毎日の食事に取り入れ、1年経った頃、体重は5kgも減り、悩んでいた生理の不調も改善し、お肌のハリも出てきて、何もする気がなかった気分も良くなり、いいとこづくめになったそうです。
 第2の栄養素はたんぱく質。これがお肌の元になります。体脂肪をエネルギーに変えるL−カルニチンが含まれるのもお肉、特に羊肉、牛肉、豚肉。なのでダイエットしたいなら「赤いお肉」。
 第3の栄養素は脂質。ダイエットには油はダメだって思っていませんか?油には「皮脂を整える、肌と頭皮トラブルを改善する」「性ホルモンに関係し生理トラブルや更年期トラブルを改善する」など重要な働きがあります。
 一番いい油はオメガ3という油。調味料では、シソ油、エゴマ油、亜麻仁油に含まれ、お肉やその他の食べ物に直接かけて食べるのがいいそうです。魚介類、魚卵、クルミ、ピーナッツ、甘栗、かぼちゃの種など食品からもオメガ3が摂れます。
 食べて美肌を作るポイントは「食べたい時に食べる」「食べたいと思うものを食べる」「美味しく食べられる量を食べる」。毎日規則正しく食べなくてもいいんです。不規則な生活になりがちな私たち歯科医師にとって嬉しいお話ですね。
 質問もたくさん出ました。「お米は白米と玄米はどちらがいい?」⇒「その人に合ったもので大丈夫」、「甘いものをつい食べてしまう」⇒「甘いものが食べたくなるのは。お肉が足りないから。お肉を食べてください」。どうです?このゆる〜い回答。嬉しいですよね。
 懇親会では、参加者同士、普段の食生活などについて楽しくお話をしました。「人間の体は食べたものでできている」。体は嘘をつきません。
 

伊達先生(前列中央)を囲んで記念撮影
(吉村富美・記)